札幌市厚別区にある創作麺屋「風遊斎」です。
今では稀少となった琉球伝統の天然のカンスイ作りから始める麺作りをベースに、ここ北海道の食文化に馴染む様にと思いを凝らしたオリジナルの麺料理を提供しております。
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*1日当り25食前後の提供予定ですので、麺が無くなり次第の閉店となりますがご容赦下さいませ。*予約は承っておりません。
*お勘定は現金のみです(1万円札は難儀多)、クレジットカード、電子マネー等は取り扱っておりません。
*店内は禁煙及び撮影禁止です 当店は生活空間と併用した店舗として許可を得ていますので店内の写真撮影は禁止しています(但し、ご自分の注文した料理の撮影は可です、その際は他のお客様が映らないように呉々もご注意下さい)。
*小学生未満の小さなお子様連れのお客様のご利用は、店舗面積が小さい店の為、新型コロナウィルス感染拡大防止のため状況が落ち着くまでの間受入れを辞退致します
*本来は、木、金、土、日曜日の週4日間の営業日でしたが、住宅地域内での営業ですので、コロナ感染拡大防止対策のため近隣に配慮して日曜日の営業自粛を続けております。
*店内は靴を脱いでご利用して頂いております。スリッパ等の用意は致しておりませんので、寒い季節などは靴下は必須です。マイスリッパの持ち込みはOKです。
*電話(=080-9619-5551)は営業時間(11:30〜15:00)内しか応じれません(混み合い中は応じれないことがあります)
☆非通知電話、営業の電話は一切お断りしますーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーメニュー
8月8日からレギュラーメニューが変わります
「はいさい(24年版)」&「ゆがふう」「カラサン丼セット(24年版)」の3種です
この他に日替わりの「気まぐれ追加メニュー」を数種プラスしての予定です(但し、土曜日は混み合うことが多いので気まぐれ追加メニューは有りません)
また、ご飯の用意が6食分/日の為ご飯もののセットはレギュラー及び「気まぐれ追加メニュー」 合わせて6食で終了します
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー■天然のカンスイ作りからの麺作り■
沖縄には「命薬=ぬちぐすい」という言葉があります。美味しく食べるものがからだをつくる薬になるという薬膳意識が毎日の食事をとても大事にしてきたと云われてます。沖縄郷土料理の多くはそんな考え方の賜物、なかでも沖縄そばはその代表的なもののひとつです。
当店の麺の特徴は、つなぎに人工(化学合成)のカンスイは使わず、樹木が持つ多くのミネラルを抽出して、これと天然塩を小麦粉に練り込んで麺を打つという沖縄伝統の『木灰手打ち』-モッカイテウチ- の製法、天然のカンスイ作りからの麺作りです。
更には、従来の木灰手打ちとは少し違い、当日の為の麺を打つのではなく、この麺を3〜4日間寝かせて熟成させ麺に独特な食感と味わいを付けていくというもので、折角の有機的な手作りの麺同士がくっつかない為の油を使わない工夫も加わったより身体に優しい麺作りです。
近年、この製法は木灰入手の困難や手間ひまが掛かかり過ぎること、経済効率が非常に悪いことなどから、みるみる内にこれが廃れ人工カンスイ使用の麺を使う店ばかりになりました。
琉球大学による2000年度の調査では沖縄諸島で木灰手打の実行店は既に12〜3軒だったそうです。 今ではとても稀少な食べ物になってしまいました。
当店では沖縄そばは元より、MENUの多くはこの麺でオリジナル料理を作っています。
料理はその地その地で求められるかたちに生まれるものと考えておりますので、沖縄の伝統的な智恵を借りて、この地域性や今様のニーズに合うようにとアレンジしながら進化して行きたいと考えております。
MENUの多くに使われているお肉は、地産品でありながらも北海道では殆んど耳にすることがない「豚バラ軟骨」と称される部位で、北国生活の健康にきっと役立つだろう食材としてメーンにし、小さな子供からお年寄りまで食べれるように、何度も脂抜きをして軟骨部分が柔らかくなるまで時間を掛けて煮込んでいます。
一般的に「軟骨ソーキソバ」といえば1種類のメニューですが、当店では「豚バラ軟骨」の更に各細部位のそれぞれの特徴を生かしてこの肉だけで多種類のメニューを創作して提供しており、全国でも風遊斎独自のスタイルだと思います。
沖縄の方言でそばをスバと言います。
そばとは言っても蕎麦粉は使わず100%小麦粉の麺ですから、沖縄以外の人々には間違えやすいので、当店では敢えて「スバ又はすば」と読み書きしています。
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