ごみ埋め立て地に誕生した「厚別山本公園」
厚別山本公園とは

「厚別山本公園」は、札幌市厚別区にある広々とした総合公園です。ごみ埋立処分場だった山本処理場の跡地を活用して整備が進められ、2025年に全面開園しました。
園内には札幌市内最大級クラスの大型遊具や、スケートボードを楽しめるアクションスポーツ広場などがあり、休日には多くの家族連れや若者でにぎわっています。
2019年 ビオトープが先行オープン

2021年頃撮影
「厚別山本公園」は、2025年の全面オープンに先立ち、2019年から「パークゴルフ場」と「ビオトープ(生物生息空間)」が先行オープンしていました。
この「ビオトープ」ですが、現状は「まだまだ発展途上」という感じで、パッと見は「草がボーボー生えているエリア」に見えなくもありません(笑)。
厚別山本公園のビオトープの植生を調べてみた

「ここには一体、どんな植物が生えていて、これからどうなっていくんだろう?」
そんな疑問が湧いたので、植物の知識ゼロの筆者が「Googleレンズ」と「生成AI(Gemini)」の力を借りて、現地の植生をガチ分析してみました!
最新テクノロジーで見えてきた、厚別山本公園ビオトープの「リアルな現在地」をレポートします!
現地でパシャリ!Googleレンズで植物を特定してみた

知識がないなら、テクノロジーに頼ればいいじゃない!ということで、ビオトープとその周辺で気になる草花を片っ端からスマホで撮影し、Googleレンズ先生に種類を推測してもらいました。
その結果、集まったラインナップがこちらです。
【水辺で見つかった植物】

ヨシ(アシ)、マコモ、ガマ
【水辺の周辺の草地で見つかった植物】

フランスギク、セイヨウトゲアザミ、アザミの仲間、ヘラオオバコ、ホソムギ、メヒシバ、ブタナ、エゾノギシギシ、ヨモギ、ナガハグサ、オニノゲシ、ノハムラサキ(またはキュウリグサ)、ヤブジラミ、ルピナス、ムラサキツメクサ、カモガヤ、スギナ(クジラグサ)、スズメノエンドウ、ゴボウ、ヒルガオ、ヒメジョオン、セイヨウノコギリソウ、ハルガヤ、ヒレハリソウ、コメツブメクサなど……。
出るわ出るわ、いろいろな種類の植物があるものなんですねえ。
この一見バラバラに見える植物リストをAIに読み込ませて分析したところ、このビオトープが今まさに迎えている「面白いステージ」が浮かび上がってきました。
AIの分析で判明!現在のビオトープ「3つの真実」
① 水辺は超順調!「湿地化」がハイスピードで進行中

まず大注目なのが、水辺で見つかった「ヨシ」「マコモ」「ガマ」の3大セット。
これらは水底の泥に根を張り、水面に飛び出す「抽水(ちゅうすい)植物」の代表格です。これらが揃っているということは、ビオトープの水辺環境がめちゃくちゃ順調に「湿地」として機能し始めている証拠なんだそうです!
根っこが水をキレイにし、生い茂る茎や葉がカエルやトンボ、そして目標であるマガモたちの絶好の隠れ家(セーフティゾーン)になりつつあります。水辺のポテンシャルは100点満点です!
② 草地は「最強の外来種軍団」が占拠中!?

一方で、周辺の草地を見てみると……フランスギク、ブタナ、ムラサキツメクサ、ヒメジョオンなど、実はヨーロッパ原産の外来種(帰化植物)が圧倒的多数を占めています。ルピナスやヒレハリソウ(コンフリー)なんかは、北海道の道端でもよく見かけるお馴染みの顔ぶれですよね。
「えっ、ビオトープなのに外来種だらけで大丈夫なの?」と思うかもしれませんが、これで大正解。
もともと埋立地だった場所や、新しく造成された土地は、日本のデリケートな在来種にとっては過酷すぎる更地です。そこに、風に乗ってやってきたタフで生命力の強い「外来のパイオニア植物たち」が、まずはむき出しの土を緑で覆い尽くしているのが今の状態なんです。
③ イネ科の植物たちが「未来の土」を作っている

カモガヤやハルガヤ、メヒシバといったイネ科の植物(牧草の仲間)もたくさん見つかりました。
これらが地面をじゅうたんのように覆うことで、雨で土が流されるのを防いでいます。さらに、彼らが毎年枯れて積み重なることで、将来的に栄養豊かな「腐葉土のクッション」へとアップデートされていきます。
まとめ:今のビオトープは「スカスカからの脱却期」
Googleレンズのデータからわかった、厚別山本公園ビオトープの現在地。
一言でいうと、【人工の土地が、野生の雑草たちの力を借りて、これから本当の北海道の自然へと生まれ変わろうとしている大転換期】です!
緑が完璧に整えられた既製品の公園とは違い、ここはあえて「未完成」のまま、自然の力で景色が変わっていく(植生遷移といいます)のを楽しむ場所。
あと数年〜十数年もすれば、背の高くなった植物や周囲の林が影を作り、お日様が大好きな今の外来種たちは少しずつ減っていくはず。そして、豊かになった土壌から、北海道本来のデリケートな在来種の山野草が顔を出し始める……そんなドラマが、私たちの足元でリアルタイムに進行しているのではないでしょうか。
次に厚別山本公園に行くときは、ぜひスマホを片手に足元の草花を覗いてみてください。「あ、未来の森の準備が始まってるな」と、ちょっと感動的な視点で散策を楽しめますよ!
普段は「ただの雑草」と通り過ぎてしまう道端の草も、名前を調べてAIに背景を聞くだけで、土地の歴史や未来に繋がっていることが分かってとても有意義でした。テクノロジーを使ったお散歩、おすすめです!
■厚別山本公園
住所 北海道札幌市厚別区厚別町1065−1
公式情報(あつべつグリーンパートナー)
アクセスマップ・地図
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