
札幌市厚別区・新札幌周辺でも見かける危険な外来植物「アメリカオニアザミ」。全道各地で生息域を広げSNSでも話題となっています。(2026.08.07記)
北海道内で急増の「トゲトゲ」植物!自治体も注意を呼びかけ
STV(札幌テレビ放送)が、北海道内に広がるア危険な外来植物「アメリカオニアザミ」を取り上げ、つづいて、北海道新聞では、函館市内で生育域を広げていると報じ(2026.07.27付 北海道新聞デジタル)、「アメリカオニザミ」がSNSでも話題となっています。
これを受け、北海道内では「うちの地域にもあるのでは?」という声が相次ぎ、隣町の江別市がホームページで以前から注意を呼びかけていることも改めて注目されました。
江別市が注意を呼び掛けたエックスへの投稿は、自治体SNSとしては異例の6.6万件というインプレッション数を記録し、感心の高さがうかがえます。
筆者も江別市内の河川敷地で、2m近くまで育った「アメリカオニアザミ」群生を見かけたことがあります。
実は、厚別区でも、この植物への対策はすでに始まっています。
厚別区青葉町では、住民組織「白樺会」などが中心となり、地域内に広がるアメリカオニアザミの駆除活動に取り組んでいます。
つまり、この植物は、新札幌周辺でも身近な存在になっているのです。
アメリカオニアザミとは?
アメリカオニアザミは北アメリカ原産の外来植物で、北海道各地で分布を広げています。
一見すると普通のアザミにも見えますが、大きな特徴は葉や茎にある鋭いトゲです。
軍手程度では簡単に突き刺さるほど硬く、誤って触るとケガをする恐れがあります。
さらに、一株から大量の種を飛ばして繁殖するため、一度定着すると短期間で周囲へ広がってしまいます。
道路脇や河川敷、公園、空き地、造成地など、人の手が入りにくい場所でよく見られます。
厚別区・新札幌周辺でも身近な存在
厚別区・新札幌周辺でも、
などでは、今後さらに見かける機会が増える可能性があります。
特に夏から秋にかけて花を咲かせ、その後種が飛散するため、この時期の対策が重要とされています。
見つけたらどうすればいい?
アメリカオニアザミを見つけても、素手で抜くのは危険です。
また、花が咲いたまま放置すると種が飛び、翌年さらに広がる原因になります。
土地の管理者や自治体の案内を確認しながら、厚手の手袋などを着用し、安全に配慮して駆除することが大切です。
公共施設や公園などで見つけた場合は、管理者へ連絡するのも有効でしょう。
地域全体で広がりを防ぐために

2026年8月 厚別区内で撮影
アメリカオニアザミを広げないために大切なのは、行政や誰かに任せきりにすることではなく、一人ひとりが身近な場所に目を向けることなのかもしれません。
厚別区では住民団体が駆除活動に取り組み、江別市でも市民に向けて注意を呼びかけています。
でも、こうした取り組みと同じくらい大切なのが、私たち自身の身の回りです。
自宅の庭や敷地、その周辺で「見たことのないトゲトゲしたアザミが生えている」と気づいたら、まずはアメリカオニアザミではないか確認してみる。もし該当するようであれば、安全に配慮しながら適切に駆除することも、繁殖を防ぐ一つの方法です。
もちろん、公園や道路、空き地など、自分で管理していない場所に生えているものまで、無理に駆除する必要はありません。土地の所有者や管理者、自治体などに相談するという方法もあります。
新札幌周辺でも、これから公園や緑地、空き地などで見かける機会が増えてくるかもしれません。
「これ、アメリカオニアザミかな?」
そんな小さな気づきが、地域に広がる前の早期発見につながります。