
昨年末から体調を崩し、2024年度の振り返りが頭の中にはグルグルとあるのですが、きちんとアウトプットしなければ。。。そんな思いで、ブログに向かっています。
まず、今期の選挙で掲げた目標の1つ目から、振り返りをします。
自然保育制度など外遊び環境保障の確立をめざす
森や自然を活用した北海道らしい子育ち環境を応援できる自然保育制度などの確立をめざします。
政策の始まり
この目標に取り組む初めのきっかけは、北海道自治立志塾という前恵庭市長の中島こうせいさんが創設された党派を超えた地方議員の質問力や政策形成能力を高めるための勉強会での学びでした。
その後、この学びの輪のご縁で「学齢前からの企業家精神教育」というキーワードに惹かれ、フィンランドやスウェーデンに現地調査に行きました。
そこで、意外だったことは、こどもたちが、外で思いきり遊べる空間を大切にされていたことです。
ロボットやAIには代替できない、私たち人間にしかできない創造性や、曖昧さを扱うコミュニケーション力ーそれを強くするためには、自然の中での遊び、学びを重視するという研究や人材育成が、リンチョーピン王立大学で行われていました。
日本に帰ってきて調べると、すでに、長野県などをはじめ、いくつかの県で、自然保育という制度が確立し、自主保育など多様な形態のあるいわゆる「森のようちえん」なども、県の支援の対象となっていることがわかりました。
自然環境に溢れる北海道ですが、実は、全国の中で、こどもたちが、テレビやネットに費やす時間が最も多い、肥満の傾向が強い、アレルギーも多い、などの課題が指摘されています。
しかも、北海道の基幹産業は、農林水産業の第一次産業であり、その人材の確保も課題です。こどもの頃に、思いきり、外で遊んだことのないこどもたちが、いきなり、大人になって、そうした現場で働こうと思うことは、考えにくいのではないでしょうか?
そこで、自然保育制度の勉強会を開催したり、議会質問で、知事に対して提言を重ねてきました。
2024年度の取り組み状況
一般質問で知事に提言を重ねる
毎回、機会あるごとに、提言を重ねてきました。特に、2024年度はこども基本法が施行されたことを受け、こども政策の全庁的な議論の中に、自然保育制度などこどもの遊び環境保障について提言を重ねましたが、残念ながら、まだ、庁内議論のスタートも見えないところです。
直近では、令和6年第3回定例道議会でも質問しています。
https://hiromaru.jp/wp_hiromaru/wp-content/uploads/2024/10/20240924.pdf
森のようちえんや自然保育についての学びの場をつくる
コロナ禍を経てスタートした日曜Facebookライブや、オンラインで毎月開催してきた北海道未来セミナーの中でも、森のようちえん、自然保育、プレイパークなどを積極的に取り上げ、共通言語、共通認識を増やそうと努力してきました。
講師の方のお許しいただいたものは、広田まゆみのYouTubeチャンネルにアーカイブしていますので、是非、ご覧ください。
「もりのこえん」の映画上映会と対話の会を実施


カリスマ的なもりのようちえんの創設者 浅井智子さんの講演

浅井さんは、良いお母ちゃん、正しいお母ちゃんは必要ない。幸せなお母ちゃんを増やしたいと、全国各地で講演活動をされています。
一方、待機児童ゼロ、幼児教育無償化が招いた育児放棄をまるで推進しているようなしんどいこどもたちの状況、そして、それを受け止めきれない保育現場の現状について、警鐘を鳴らしています。
プレイパークにも着目しました
2024年度には、全国のプレイパークの全国集会も開催され、札幌市をはじめとするプレイパークの取り組みにも注目しました。
写真は、白石区で活動するプレイパーク「どばぱーく」さんにおじゃましたときの写真です。


創設者の1人、高木かおりさんには、エフエムしろいしにも登場いただきました。
2025年度は、現在の北海道のこども政策では、不十分ながらも、貧困の格差解消の1つとして「こども食堂」や、学習支援の場の保障は、明記されました。
しかし、体験の格差、特に、自然体験の格差を埋めるような場や、こどもたちの外遊び環境を保障する視点が不足しているので、そのことを重点にとりくむつもりです。
長文になりましたが、最後まで読んでくださってありがとうございます。
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2024年度活動報告〜4つの挑戦①自然保育制度などの確立 first appeared on
北海道議会議員 広田まゆみ公式ブログ.