北海道議会議員 広田まゆみ オフィシャルサイト - 記事一覧
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| 2026.03.17 |
北海道の障がい者条例を現実を変える力に― 幻となった知事総括質疑と、これからの課題 ―
北海道の障がい者条例を現実を変える力に― 幻となった知事総括質疑と、これからの課題 ―もっと知って使ってほしい“条例”の基盤
先日3月13日の北海道議会予算特別委員会では、北海道が全国に先駆けて制定した「北海道障がい者条例」の実効性について質問しました。この条例は、私が1期生の頃に議員提案の政策条例として、北海道議会の全会一致で可決されたものです。障がいのある方の権利擁護や差別の解消、そして「暮らしやすい地域づくり」を進めるための重要な基盤です。地域づくり委員会など、当事者参加の仕組みも整えられてきました。 理念は現実を変えているのか一方で、その理念が、現実の課題解決にどこまでつながっているのか――この点については、なお検証が必要だと感じています。 今回の質疑では、合理的配慮の推進や地域づくり委員会の役割について確認しました。保健福祉部からは一定の取組が進められているとの答弁がありましたが、制度の枠組みにとどまらず、社会の中に残る課題にどう向き合うかが問われていると感じました。 たとえば、旧優生保護法のもとで行われた強制不妊手術の問題や、障害福祉サービスが65歳で介護保険に移行する、いわゆる「65歳問題」は、司法判断によって差別の存在が明らかになった事例です。 さらに、2024年の法改正により、民間事業者にも合理的配慮の提供が義務化されました。差別解消は、行政だけでなく、社会全体で取り組む段階に入っています。 幻となった知事総括質疑こうした背景を踏まえ、私は今回、条例を単なる理念ではなく、課題解決の仕組みとしてどう活かしていくのかを知事に問う総括質疑を準備していました。 その内容は、次の2点です。
まず1点目は、公共発注の姿勢についてです。知事は、再生可能エネルギーの分野において、法令違反のある事業者からは電力を購入しないという姿勢を示しています。公正な競争を確保するうえで重要な判断です。 その考え方を踏まえれば、障がい者就労を支える企業や福祉事業所に対する公共発注についても、より明確な姿勢が求められるのではないでしょうか。 私は、調達目標の明確化や実績の見える化など、公共調達を通じて社会的価値を示していく取組を強化すべきではないかと問いかける予定でした。
2点目は、北海道障がい者条例そのものの活かし方についてです。北海道は、全国に先駆けて条例を制定し、地域づくり委員会などの仕組みも整えています。 しかし、旧優生保護法の問題や65歳問題のように、司法判断によって差別が明らかになった課題に対して、これらの仕組みを十分に活かしきれているのかが問われています。 こうした課題は、個別の申し立てを待つだけではなく、社会の中で明らかになった問題を行政が受け止め、政策として改善していくことが必要です。 私は、知事が本部長を務める地域づくり委員会を含め、この条例の仕組みを、差別や生きづらさを解決していく政策基盤としてどのように活かしていくのかを問う予定でした。 しかし今回は、会派として経済政策を中心とした質疑構成とする判断があり、これらの論点については知事総括として取り上げることができませんでした。
次の議会に向けていわば「幻の知事総括」となりましたが、この問いそのものが消えるわけではありません。 北海道は、全国に先駆けて障がい者条例を制定した自治体です。 今、問われているのはそのことだと考えています。 次の一般質問の機会なども見据えながら、条例を「理念」から「実効性」へとつなげていくための議論を、引き続き積み重ねていきます。 The post 北海道の障がい者条例を現実を変える力に― 幻となった知事総括質疑と、これからの課題 ― first appeared on 北海道議会議員 広田まゆみ公式ブログ. |
| 2026.03.12 |
女性が「休んだ日」が国を変えた ―映画『女性の休日』を観て思ったこと―
女性が「休んだ日」が国を変えた―映画『女性の休日』を観て思ったこと―こんにちは。 北海道議会議員の広田まゆみです。 札幌のミニシアター で、映画 がアンコール上映されています。(13日まで) この映画を観て、胸が震えるような体験をしました。 国が止まった一日1975年10月24日。 アイスランドの女性の 90%が仕事も家事もすべて休んだ 日があります。 女性たちは職場を離れ、家事も育児もしない。 つまり、社会を支えている「女性の労働」を一日止めたのです。 その結果どうなったか。 学校は閉鎖。 工場は止まり、銀行も回らない。 多くの男性が子どもを職場に連れて行き、社会は大混乱。 そこで初めて、多くの人が気づいたのです。 女性が社会を支えているという事実に。 この運動は、その後の政治参加や社会改革につながり、 今やアイスランドは世界経済フォーラムの ジェンダーギャップ指数 で長年世界1位を続ける国になりました。 小さな勇気が連帯になる瞬間映画の中で、特に心を揺さぶられたエピソードがあります。 約20人の船の乗組員の中に、女性が3人いました。 海の上で働く彼女たちは、 陸で起きている女性たちのムーブメントを知り、 「私たちも休む」 と決断します。 男性中心の船の職場で、 その決断がどれほど勇気のいることだったか。 しかし、その小さな決断が、 全国の女性たちの連帯の一部になっていく。 その場面で、私は思わず涙が出ました。 「家の嫁」から「社会の嫁」へ?日本では、2000年に 介護保険法 が成立しました。 娘や嫁が担ってきた介護を、 社会全体で支えようとする制度です。 多くの先輩たちの努力によって作られた、 本当に大切な制度です。 しかし25年がたった今、 こんな声も聞こえてきます。 「家の嫁から、社会の嫁になっただけではないか」 介護や保育の仕事の賃金や地位が、 なかなか上がらない。 そこには、日本社会に根強く残る 固定的な性別役割意識 があるのではないかと思うのです。 男性がその職場に入って初めて、 「この給料では家族を養えない」 と問題提起が起きる。 そんな構造を、私は何度も見てきました。 「広田まゆみ」として生きる私はこれまで、 いわゆる「家族的責任」を担う人生を選びませんでした。 シングルです。 けれど正直に言うと、 女性であることよりも、 「広田まゆみ」であること の方が大変でした。 この社会は、 「みんなと同じ」であることを強く求めます。 異端を嫌う社会です。 「嫌われる勇気」という言葉が流行ったことがありますが、 私には、あまり勇気は必要ありませんでした。 むしろ 嫌われてなんぼ という感覚で生きてきました。 たぶん、幼い頃に 「空気を読まない」と決めたのだと思います。 それでも、連帯は力になるそんなふうに生きてきた私ですが、 今日この映画を観て、 連帯 団結 という言葉の強さに、改めて胸を打たれました。 社会を変えるのは、 完璧な人ではありません。 一人ひとりの 小さな勇気です。 その勇気がつながったとき、 社会は動く。 1975年のアイスランドがそうだったように。 もしよかったら この映画、ぜひ観てみてください。 きっと、 それぞれの人生の中での 「小さな一歩」 を考えるきっかけになると思います。 3月8日は、この映画を観た後に、 国際女性デーにちなんだ街頭活動でした。 こんな話をしましたよ。よかったらご覧ください。 The post 女性が「休んだ日」が国を変えた ―映画『女性の休日』を観て思ったこと― first appeared on 北海道議会議員 広田まゆみ公式ブログ. |
| 2026.03.11 |
3.11を忘れない ― 竹あかりと風呂敷が教えてくれる命を守る知恵
3.11を忘れない ― 竹あかりと風呂敷が教えてくれる命を守る知恵こんにちは。 マイペース道議会議員の広田まゆみです。 3月11日が近づくこの時期、東日本大震災をどのように記憶し、次の世代へ伝えていくのかを改めて考えています。 先日のラジオ番組「すっきりマンデー」では、そんな想いにつながる二つの取り組みをご紹介しました。
一つは「追悼竹あかり」、そしてもう一つは、日本の暮らしの知恵である「風呂敷」です。 「集まらずして、あの日を忘れない」追悼竹あかりまずご紹介したのは、「3.11 東日本大震災 追悼竹あかり」の取り組みです。 今年のテーマは 「集まらずして、あの日を忘れない」。 大きなイベントとして集まるのではなく、それぞれの場所で静かに灯りをともす。 失われた尊い命を想い、同じ悲劇を繰り返さないために祈る――そんな静かで力強い活動です。 今回番組に出演してくださった横山芳江さんは、仲間たちと寒い倉庫で竹を加工し、手作りの「竹あかりセット」を準備されています。 そのセットを車に積んで、今まさに各地へと届けて回っているそうです。 「できるうちは灯し続けたい」 その言葉に込められた想いには、私も胸を打たれました。 復興支援につながる「竹あかりセット」竹あかりセット(LEDライト付き)は、 1セット1,000円の支援金をお願いしており、全額が復興支援に充てられます。 私の事務所でも、数セットですが販売協力をさせていただいています。 試しに灯してみましたが、竹からこぼれる柔らかな光がとても印象的でした。
一つでも多くの場所で灯りがともり、東日本大震災からの学びが風化しないことを願っています。 現在、販売や受け渡しに協力してくださっている場所は次の通りです。 【豊平区】 ・株式会社平岸グランドビル ・FMアップル(受け渡し可) ・平岸ハイヤー だるまホール(受け渡し可) 【中央区】 ・cafeきねずみ(三岸好太郎美術館1階/受け渡し可) ・横山整骨鍼灸院(受け渡し可) ・お香 微笑 【厚別区】 ・Radio YAMASHO FMドラマシティ(受け渡し可) 【西区】 ・ことに大和家(受け渡し可) 広田まゆみ事務所としても、少しですが、受け渡し会場としてご協力しています。 災害時にも役立つ「風呂敷」の知恵番組の後半では、横山さんからもう一つ大切なお話を伺いました。 それが、日本の伝統文化でもある「風呂敷」です。
風呂敷は、普段はエコバッグとして使えるだけでなく、 ・リュック ・三角巾 ・応急手当の固定布 など、災害時にもさまざまな形で活用できます。 一枚の布が、状況に応じて形を変え、命を守る道具になる。 そこには、先人たちが積み重ねてきた暮らしの知恵が詰まっています。 災害の記憶を、暮らしの知恵へ日本は自然災害の多い国です。 北海道でも、地震や豪雨、そして厳しい冬の災害など、さまざまなリスクと向き合いながら暮らしています。 だからこそ、災害の記憶を「出来事」として終わらせるのではなく、 暮らしの中の知恵として次の世代へ伝えていくことが大切だと感じています。 竹あかりの灯りも、風呂敷の知恵も、特別なものではなく、 人と人を思いやる日常の中から生まれてきた文化なのかもしれません。 災害の記憶を風化させないために竹あかりで灯すこと。 風呂敷で包むこと。 形は違いますが、そこに共通しているのは、 「誰かを想う心」ではないでしょうか。 災害の記憶を風化させないこと、そして命を守る知恵を暮らしの中に広げていくこと。 それもまた、私たちの社会の大切な責任だと思います。 よろしければ、ぜひ番組の動画もご覧ください。 The post 3.11を忘れない ― 竹あかりと風呂敷が教えてくれる命を守る知恵 first appeared on 北海道議会議員 広田まゆみ公式ブログ. |
| 2026.03.10 |
猫と野球と世界のこと ―穏やかな時間のために、いま世界を考える
猫と野球と世界のこと―穏やかな時間のために、いま世界を考える保護猫と一緒に野球を見ながら感じた穏やかな時間。
保護猫とWBC観戦3月8日の夜は、地域の福祉事業所の方に誘っていただき、保護猫たちと一緒にWBCを観戦しました。 猫たちがのんびり過ごす空間で、みんなで野球を応援する時間。
スポーツには、人をつなぐ力があります。 世界では暴力の連鎖が続いているしかし、世界に目を向けると、状況は決して穏やかではありません。 ウクライナ戦争、ガザでの悲劇、そして米国とイスラエルによるイラン攻撃と、それに対する報復。 こうした中で、日本政府は安全保障を理由に軍備増強を進めています。 フィンランドとの長い交流そんなことを考えさせられたのが、3月7日に参加したフィンランド大使の講演でした。
北海道とフィンランドの交流は、日本の公式外交より古い歴史を持ちます。 18世紀、日本の船がロシアで難破した際、船員を救ったのはフィンランド出身の科学者エリック・ラクスマンでした。
その後、1972年の札幌冬季オリンピックを契機に交流は深まり、1977年にはフィンランド語講座が始まりました。料理、音楽、クロスカントリースキー、そして最近ではモルック。北海道の暮らしの中にフィンランド文化は静かに根付いてきました。 地政学的に深まる新たな連携こうした草の根交流の上に、いま新たな協力関係も生まれています。 フィンランドは長く軍事同盟に入らない政策を続けてきましたが、ロシアのウクライナ侵攻を受け、NATOに加盟しました。 北海道もまた、ロシアに近い地域にあります。道民の命と暮らしを守るため、安全保障の問題から目を背けることはできません。その重みもヒシヒシと感じてきたところです。 スペイン首相の言葉
しかし同時に、世界がどこへ向かうのかについて、もう一つの視点も必要です。 スペインの首相は、イランをめぐる危機についての演説でこう語りました。 「問題は、私たちがアヤトラ(イランの宗教最高指導者)を支持するかどうかではない。 そしてこうも言います。 「違法行為に対して別の違法行為で応じることはできない。それは人類の大惨事につながる。」 世界が病院の建設を止め、ミサイルを生産するとき、利益を得るのはごく一部の人間だけだという指摘も印象的でした。 北海道から考える安全保障安全保障とは、本来、人々の暮らしを守るためのものです。 北海道は、日本の食料供給やエネルギー、豊かな自然環境という重要な基盤を担う地域です。 文化交流、若者の往来、科学技術協力、先住民族同士の知恵の共有。 穏やかな時間のために保護猫たちと野球を見ながら感じた穏やかな時間。 本当に守るべきものは何か。 北海道から、穏やかな暮らしを守るための「本当の強さ」を考えていきたいと思います。 The post 猫と野球と世界のこと ―穏やかな時間のために、いま世界を考える first appeared on 北海道議会議員 広田まゆみ公式ブログ. |
| 2026.03.08 |
ひなまつりに考えた「選択する自由」 ―3月8日 国際女性デーに思う夫婦別姓
こんにちは。 3月8日は国際女性デー。
夫婦別姓は家族を壊す?衆議院選挙の期間中、街頭活動をしていたときのことです。 「夫婦別姓は、日本の家族制度を壊すものだ。」 若い女性が、強い口調でそう抗議してきました。 私はマイクを通して、こんなことをお伝えしました。 自由とは何か。 そして、選択できる自由には、責任も伴います。 選択的夫婦別姓は、 同じ姓がいい人はそのままでいい。 それだけのことです。 選択的夫婦別姓とは現在、日本の民法750条では、 しかし世界の多くの国では、 実際、法律で夫婦同姓を義務づけている国は、 日本では1996年に法制審議会が制度導入を答申してから、 それでも、まだ実現していません。
地方議会からも声この問題は、国会だけの話ではありません。 全国の地方議会でも、 北海道でも議論が続いていますが、 地方議会の役割の一つは、 家族のあり方も、 私自身の経験から私はシングルですので、 ただ、以前、地方の農村で暮らしていたとき、 今回、街頭で強く反対を訴える女性の姿を見て、 男女雇用機会均等法など、 だからこそ、 選択できる社会へすべての人に別姓を求めているわけではありません。 同じ姓を選ぶ人も、 そんな社会をつくること。 それが「選択的」という言葉の意味だと思います。 来年のひなまつりには3月3日のひなまつり。 「どちらでも未来が選べる時代が来ることを願って」 そんな思いを込めて投稿しました。 来年のひなまつりには、 急がなくてもいい。 そんな思いで、 |
| 2026.03.06 |
理想を問い続けながら、現実に備える〜北海道から考える新しい安全保障
「理想だけでは国は守れない」 そう言われる時代のなかで、私たちは何を大切にするべきなのでしょうか。 北海道から、安全保障のあり方を改めて考えてみたいと思います。 こんにちは。 マイペース北海道議会議員の広田まゆみです。 3月2日、北海道議会に「北欧諸国との交流議員懇話会」が設立されました。 北欧諸国には、ジェンダー平等や社会政策など学ぶべき点が数多くあります。一方で武器輸出国でもあり、ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、安全保障政策も大きく動いています。 世界はいま、大きく揺れています。 理想と現実のあいだで先の衆議院議員選挙の結果を受けて、私はあらためて日本の進む道を考えています。 日本国憲法、とりわけ前文に掲げられている平和の精神は、日本が次の世代に受け継ぐべき大切な価値だと私は思っています。 しかし同時に、その理想だけでは人々の不安に十分応えられていないのではないか。 そんな焦りのような気持ちも、正直に言えば感じています。 「理想だけでは国は守れない」 そう言われる現実が、いま世界の中にあります。 疲労感や焦燥感をぬぐえないまま、それでも理想を手放さず、どう現実と向き合うのか。 迷いながら活動している、というのが今の私の率直な心境です。 理想は、現実に敗れるためにあるのではありません。 現実を少しでも理想に近づけるためにある。 私はそう思っています。 核の傘の下にいる日本の葛藤日本は日米安全保障条約のもとで、アメリカの核抑止力に依存しています。 しかし日本は、広島と長崎で原子爆弾の被害を受けた唯一の被爆国でもあります。 被爆国でありながら核の傘の下にいるという構造に、私はこれまでずっと葛藤を感じてきました。 さらに、日本は地震国であり火山国でもあります。その国で「原子力の平和利用」という選択をしてきたことについても、科学的・合理的に見て本当に正しかったのだろうかという疑問が、私の中では決してなくなりません。 核兵器は、日本にとって決して抽象的な問題ではありません。 だからこそ私は問い続けたいのです。 「私たちは本当に、平和主義をこの地球上で実現するために努力しきったのだろうか。 」 日本は核兵器不拡散条約の締約国ですが、核兵器禁止条約には参加していません。 安全保障環境を理由とする判断だと言われれば、その現実も理解は、できます。しかし、理想が難しいからといってすぐに現実へ引き戻される前に、理想の実現のためにどこまで努力したのか。その検証は必要ではないでしょうか。 軍隊を持たない国という選択実際に、軍隊を持たないという選択を制度として続けてきた国もあります。 コスタリカは1948年に軍隊を廃止し、教育や福祉、環境政策へと国家の資源を振り向けてきました。 もちろん、その背景には地政学的条件や地域の状況もあります。どの国にも同じ選択ができるわけではありません。 それでも、「軍事力に依存しない国家像」を制度として示してきた例があることは、私たちの視野を広げてくれます。 安全保障とは本当に軍事力だけで成り立つものなのか。 社会の安定や人々の安心はどこから生まれるのか。 この問いを、私たちは改めて考える必要があるのではないでしょうか。 北欧に学ぶ「社会のレジリエンス」では、日本はどうでしょうか。 そして北海道はどうでしょうか。 私は北海道議会議員として、まず道民の命と暮らしを守る責任があります。 ここで参考にしたいのが、北欧諸国で重視されている「国民保護」の考え方です。 そこでは安全保障を、軍事だけの問題として捉えてはいません。 シェルター整備/食料備蓄 /エネルギー確保/ サイバー対策/ 情報リテラシー教育 /自治体の危機対応力の強化 国家だけではなく、市民、企業、自治体が役割を持つ 「社会全体のレジリエンス」という発想があります。 それは戦うための準備というより、社会そのものが崩れない力を育てる考え方です。 北海道の安全保障を再定義する北海道は、日本の「暮らしの安全保障」を考える最前線なのかもしれません。 北海道には大きな可能性があります。 日本有数の食料生産基地。 豊富な風力や地熱などの再生可能エネルギー。 広大な土地と水資源。 しかし現実には、エネルギー代金や企業利益の多くが域外へ流出しています。 稼ぐ力はあるのに、残す力が弱い。 ここを変えることこそ、北海道の安全保障の核心ではないか。 私はそう考えています。 北海道の安全保障を、次の三つで再定義したいと思います。 ① エネルギー自立 ② 食料の高付加価値化 ③ 地域経済の循環強化 エネルギーを地域で生み出し、地域で使う。 農産物を加工し、ブランド化し、利益を地域に残す。 お金が地域の中で循環する構造をつくる。 これが、私の考える北海道の自立です。 自立とは孤立ではありません。 依存を減らし、地域の意思決定力を高めることです。 北海道からつくる、新しい強さ核抑止に依存している現実は、すぐには変えられないかもしれません。 しかし、理想を問い続けることをやめない。 そして同時に、足元から社会の強さを積み上げていく。 国を守ること、安全保障とは、遠い国の戦車やミサイルの話だけではありません。 食べ物。 電気。 仕事。 地域のつながり。 それらすべてが、安全保障です。 理想を問い続けながら、現実に備える。 軍事だけに頼らない強さを、経済と暮らしの基盤から築く。 北海道から「暴力に頼りすぎない強さ」をつくる。 それが、私の目指すこれからの道です。 みなさんはどう考えますか安全保障とは何でしょうか。 軍事力でしょうか。 それとも、社会の強さでしょうか。 北海道の未来を考えるうえで、みなさんの考えもぜひ聞かせていただけたらと思います。 そして北海道議会の場でも、こうした「暮らしから考える安全保障」について、これから議論していきたいと思います。 みなさんは、どんな社会が本当に「強い社会」だと思いますか。 The post 理想を問い続けながら、現実に備える〜北海道から考える新しい安全保障 first appeared on 北海道議会議員 広田まゆみ公式ブログ. |
| 2026.03.05 |
北海道の「強み」を未来へつなぐー令和8年広田まゆみ道政報告会・新春のつどい
北海道の「強み」を未来へつなぐー広田まゆみ道政報告会・新春のつどいこんにちは。マイペース北海道議会議員の広田まゆみです。2月28日に、毎年恒例の「新春のつどい・道政報告会」を白石区の本郷会館にて開催させていただきました。
皆さまにお配りした最新の道政だより「ひろまる通信」には、2023年5月からスタートした道議会第32期の活動レポートを掲載させていただきましたので、その内容を、こちらに、共有させていただきます。ちなみに、この活動報告の文章は、生成AIに、私の公式サイトやYouTubeなどの内容を読み込ませて作成したものです。 ![]() 北海道の「強み」を未来へつなぐー広田まゆみ・道議会第32期 活動レポート(2023年5月〜現在)1. 第32期道議会の幕開けと「社会企業家的地方議員」の決意
2023年5月、北海道議会は第32期の歩みを始めました。札幌市白石区選出の広田まゆみは、5期目の当選を果たし、これまでの経験と学びを北海道の自立のために捧げる決意を新たにしました。 2. 「4つの挑戦」:北海道をアップデートする具体策今期、広田が最優先で取り組んでいるのは、4つの重点目標です。これらは単なる公約ではなく、北海道の持続可能性を左右する本質的な課題です。 ①森や自然を活用した「自然保育」の確立
北海道の豊かな自然は最大の強みですが、実は「森のようちえん」のような自然保育制度の導入において、北海道は先進県に後れを取っています。 ② 「地域循環型経済」へのシフト
「大きなお金」を呼び込むだけでなく、地域内で「お金を回す」仕組みづくりを提唱しています。 ③ 災害に強い地域づくり(エネルギーと情報)
2018年の全道停電(ブラックアウト)の教訓を風化させず、市民一人ひとりが備えられる体制を推進しています。 ④ 社会企業家的地方議員100名の誕生地域課題をイノベーションで解決するリーダーを育成しています。現在、賛同者はまだ少数ですが、市町村議会のなり手不足解消のためにも、この新しい議員像を全道に広げるべく、学習会を継続しています。 3. 議会での質疑:子ども・環境・人権を守る第32期においても、広田は文教常任委員会や予算特別委員会などで、道民の生活に直結する鋭い質問を行ってきました。
• 学校給食のオーガニック化: 食料安全保障の観点からも、学校給食での地場産・有機農産物の活用を推進し、子どもたちの健康と地域の農業を守る議論を前進させています。 • 農林水産業の未来: 有機農業の推進や、100年先の森を守るための「自伐型林業」の支援、障がい者雇用の推進についても具体的な提言を行っています。 4. 徹底した「みえる化」と対話の場づくり広田の最大の特徴は、議会の外での圧倒的な活動量と発信力にあります
• 北海道未来セミナー(毎月22日): 1期目から続く学習会をオンライン化し、アーカイブとして公開。行政、NPO、議員が水平に関係性を築き、先進事例を学ぶ場をデザインしています。※現在、休止中 • ひろまる相談サロン: 白石区内の各地で、個別の道政相談会を継続。地域の切実な声を直接、政策に反映させるパイプ役を果たしています。
• メディアを通じた発信: 5. 結びに:微力であるが無力ではない 政治は、制度をつくることだけが目的ではありません。制度が機能しない現場にこそ足を運び、当事者の「強み」に光を当て、共に解決策を見つけ出していく。それが広田まゆみの目指す政治の姿です。 The post 北海道の「強み」を未来へつなぐー令和8年広田まゆみ道政報告会・新春のつどい first appeared on 北海道議会議員 広田まゆみ公式ブログ. |
| 2025.02.16 |
知っていますか?漏れバケツ理論~2024年度活動報告 4つの挑戦編その2
昨年末から体調を崩し、2024年度の振り返りが頭の中にはグルグルとあるのですが、きちんとアウトプットしなければ。。。そんな思いで、ブログに向かっています。 まず、今期の選挙で掲げた目標の2つ目の振り返りをします。 投資の漏れを減らし、地域循環型の経済政策を進めます地域経済循環分析など新しいものさしの導入を政策の始まり約10年以上前になると思いますが、北海道の下川町に木質バイオマスの活用について視察に行きました。その際に、とても印象的だったのは、共通言語が、行政のトップから、実際の現場の担当者まで、一致していたことです。 「下川町では、電力会社に約3億円、オイル会社に6億円(当時)を支払っている。その外に流れているお金を、地域の中に循環させ、雇用をうみだすために、町有林を増やし、木質バイオマスを活用するのだ」 その目標の土台となったのが、地域経済循環分析など、お金の流れを具体的に検証することでした。 一般的に、公共事業や企業誘致など、投資を呼び込むことには、熱心ですが、ほんとうに、それは、地域に循環しているのか、検証する必要があります。 セロカーボン推進も、単に、二酸化炭素の排出を減らすだけではなく、地域が化石燃料から脱却することによって、これまで、道外、海外に流れていたお金を少しでも、地元に循環させるーそれが、本来の目的ではないでしょうか?
政経セミナーで枝廣淳子さんをお招きしましたこの間、観光振興、食産業振興に関して、また、企業誘致などに関しても、この視点から検証するよう提言を重ねてきましたが、なかなか、道政運営のなかでは、この考え方があまり浸透していません。例えば、食産業振興に関しても、輸入額の拡大は目標に掲げられていますが、原材料や、飼料などの輸入代替について、残念ながら、指標にははいっていません。 そこで、前述の下川町などにも、アドバイザーとして関わられてきた枝廣淳子さんを、政経セミナーの講師にお招きして、1人でも多くの方と、共通言語、共通認識をつくるべく努力しました。
漏れバケツ理論について考えるワークショップにも挑戦「漏れバケツ理論」をご存じでしょうか? 「漏れバケツ理論」とは、イギリスのシンクタンクであるNew Economics Foundation (NEF)が提唱した概念です。
例えば、今、北海道にも、外国人観光客の方が増えてきましたが、電化製品や、化粧品を爆買いしていただいても、北海道の地域にお金が循環しているでしょうか?観光地に宿泊いただいても、ホテルや飲食店が、地元の食材ではないものを提供していたら、お金は外に漏れて出てしまいます。 一般社団法人サステナビリティダイアログさんに依頼をして、模擬的に、実施をしてみました。
今後、道内の市町村や地域の現場での取り組みが進むことを期待しています。 私としては、できれば、振興局や、連携地域ことに、お金の入りと出を、しっかり見える化すること、そして、お金が漏れているとすれば、その漏れを極力ふさぐようにするための具体的な方策を考えることに、北海道庁としてしっかり向き合っていくよう、あきらめずに、粘り強く提言を重ねていきたいと思います。 あなたのまちで、お金は、どれくらい外に漏れていますか? The post 知っていますか?漏れバケツ理論~2024年度活動報告 4つの挑戦編その2 first appeared on 北海道議会議員 広田まゆみ公式ブログ. |
| 2025.02.16 |
2024年度活動報告〜4つの挑戦①自然保育制度などの確立
昨年末から体調を崩し、2024年度の振り返りが頭の中にはグルグルとあるのですが、きちんとアウトプットしなければ。。。そんな思いで、ブログに向かっています。 まず、今期の選挙で掲げた目標の1つ目から、振り返りをします。 自然保育制度など外遊び環境保障の確立をめざす森や自然を活用した北海道らしい子育ち環境を応援できる自然保育制度などの確立をめざします。政策の始まりこの目標に取り組む初めのきっかけは、北海道自治立志塾という前恵庭市長の中島こうせいさんが創設された党派を超えた地方議員の質問力や政策形成能力を高めるための勉強会での学びでした。 その後、この学びの輪のご縁で「学齢前からの企業家精神教育」というキーワードに惹かれ、フィンランドやスウェーデンに現地調査に行きました。 そこで、意外だったことは、こどもたちが、外で思いきり遊べる空間を大切にされていたことです。 ロボットやAIには代替できない、私たち人間にしかできない創造性や、曖昧さを扱うコミュニケーション力ーそれを強くするためには、自然の中での遊び、学びを重視するという研究や人材育成が、リンチョーピン王立大学で行われていました。 日本に帰ってきて調べると、すでに、長野県などをはじめ、いくつかの県で、自然保育という制度が確立し、自主保育など多様な形態のあるいわゆる「森のようちえん」なども、県の支援の対象となっていることがわかりました。 自然環境に溢れる北海道ですが、実は、全国の中で、こどもたちが、テレビやネットに費やす時間が最も多い、肥満の傾向が強い、アレルギーも多い、などの課題が指摘されています。 しかも、北海道の基幹産業は、農林水産業の第一次産業であり、その人材の確保も課題です。こどもの頃に、思いきり、外で遊んだことのないこどもたちが、いきなり、大人になって、そうした現場で働こうと思うことは、考えにくいのではないでしょうか? そこで、自然保育制度の勉強会を開催したり、議会質問で、知事に対して提言を重ねてきました。 2024年度の取り組み状況一般質問で知事に提言を重ねる毎回、機会あるごとに、提言を重ねてきました。特に、2024年度はこども基本法が施行されたことを受け、こども政策の全庁的な議論の中に、自然保育制度などこどもの遊び環境保障について提言を重ねましたが、残念ながら、まだ、庁内議論のスタートも見えないところです。 直近では、令和6年第3回定例道議会でも質問しています。 https://hiromaru.jp/wp_hiromaru/wp-content/uploads/2024/10/20240924.pdf 森のようちえんや自然保育についての学びの場をつくるコロナ禍を経てスタートした日曜Facebookライブや、オンラインで毎月開催してきた北海道未来セミナーの中でも、森のようちえん、自然保育、プレイパークなどを積極的に取り上げ、共通言語、共通認識を増やそうと努力してきました。 講師の方のお許しいただいたものは、広田まゆみのYouTubeチャンネルにアーカイブしていますので、是非、ご覧ください。 「もりのこえん」の映画上映会と対話の会を実施
カリスマ的なもりのようちえんの創設者 浅井智子さんの講演
浅井さんは、良いお母ちゃん、正しいお母ちゃんは必要ない。幸せなお母ちゃんを増やしたいと、全国各地で講演活動をされています。 一方、待機児童ゼロ、幼児教育無償化が招いた育児放棄をまるで推進しているようなしんどいこどもたちの状況、そして、それを受け止めきれない保育現場の現状について、警鐘を鳴らしています。
プレイパークにも着目しました2024年度には、全国のプレイパークの全国集会も開催され、札幌市をはじめとするプレイパークの取り組みにも注目しました。 写真は、白石区で活動するプレイパーク「どばぱーく」さんにおじゃましたときの写真です。
創設者の1人、高木かおりさんには、エフエムしろいしにも登場いただきました。
2025年度は、現在の北海道のこども政策では、不十分ながらも、貧困の格差解消の1つとして「こども食堂」や、学習支援の場の保障は、明記されました。 しかし、体験の格差、特に、自然体験の格差を埋めるような場や、こどもたちの外遊び環境を保障する視点が不足しているので、そのことを重点にとりくむつもりです。
長文になりましたが、最後まで読んでくださってありがとうございます。 The post 2024年度活動報告〜4つの挑戦①自然保育制度などの確立 first appeared on 北海道議会議員 広田まゆみ公式ブログ. |
| 2025.01.24 |
戦後80年だからこそ
約1年ぶりのブログの投稿になってしまいました。 本年もよろしくお願いいたします。
今年こそは、ブログを定期的に更新していく予定です。 今年は戦後80年さて、今年2025年は、戦後80年でもあります。これまで、掲げてきた「北海道の自立と持続可能な発展」にさらに加えて その覚悟を込めて、
ちなみに、昨年秋の衆議院選挙の時には、
憲法について、さまざまな議論がありますが、 改めて、以下に、憲法前文を引用します。 日本国憲法 前文
1月後半から、沖縄で開催される全国自治体議員の研修にも参加してきます。
沖縄の現地で学んだことなどを、SNSやこちらのブログで発信していきますので、是非、ご覧ください。 最後まで、読んでくださってありがとうございます。
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